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成人病の真実 (文春文庫)
近藤 誠
文藝春秋

グループ:Book /ランキング:56648
価格:¥ 600
発売日:2004-08 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
成人病検診と薬の有効性に疑問を呈した本  (2007-06-14)
(1)どんな本か
 著者は、医者の立場から、現在行われているがん検診・治療に関する批判本を数多く著してきた。その著者が、成人病検診と薬の有効性に疑問を呈して書いた本。
 検診の「異常値」には科学的な根拠がないものがあること、薬にも有効性が確認できないものがあること、そして、むしろ、検診にも薬にも重大なデメリット・副作用がある場合が多いことを記述している。
 その原因として、検診によって病人を作れば作るほど医者が儲かるようになっていること、指導的な立場の医師が製薬業界と結託していることなどが書かれている。

(2)読むべきか
 著者のがん検診・治療に関する本と、基本的には考え方が似ているので、著者の本をすでに読んだことがある人にとっては、ぜひ読むべきとまでは言えないと思う。しかし、著者の本をまだ1冊も読んでいない人にとっては、安直に医師の言うとおりにして取り返しのつかない事態にならないためにも一読する価値がある。

(3)その他
 著者は医学的治療のすべてが無効と言っているわけではなく、自覚症状がある場合などは治療すべきとの立場である。
 しかし、どのようなケースは治療すべきで、どのようなケースがすべきでないかの判断が、実際にわが身に病気が降りかかってきた場合には、極めて難しいのではないかと思う。

私にこの本を手渡してくださったのは  (2005-06-10)
医科大学の元教授でした。

一緒に旅行したアメリカから帰りの機内で、私が食事の度に薬を何種類か飲んでいるを見かねて「読んでみなさい」と渡してくれました。

読後、この内容は、本当ですか? と聞くと
「そうやね」と言われました。

先生がガンになったらどうしますか? とすかさず聞くと
「・・・」、無言の返事に深刻に考えました。

薬の飲み過ぎに注意しましょう!


無意味な治療よ、さらば  (2005-02-22)
普段何の疑いも持たずにいる医療の知識が、科学的な根拠に
乏しいものだとしたらどうだろうか。医療・治療について
根本から揺るがしかねない問題に正面から切り込んだ1冊。

病への不安や経済的負担から、治療はそもそもすべきもの
ではないというのが著者のスタンス。そうした上で、治療
するに値する効果が証明されているかどうかを検証していく。

勘違いしてはいけないことは、あくまでも自覚症状(痛み
など)がある場合は治療をすべきであると著者は断ってお
り、医療そのものを否定しているわけではない。医療技術
の高度化によって、無理やり異常値を発見し、患者を半ば
脅迫的に治療するという実態がある。そうした現代医療に
ついての批判である。


この本に出会えて良かった  (2005-02-20)
この本の著者である近藤誠さんを知ったのは、週刊少年マガジンで連載中の「クニミツの政」という漫画の中で描かれていた「インフルエンザの予防接種は必要ない。むしろ危険性がある。」という話。

「えー、マジで?」と思って近藤さんの本を4冊ほど買ってまず読み始めたのがこの本だったのだが、もうびっくりする事ばっかり。

この本の内容を物凄く簡単に言うと、

「自覚症状の無い生活習慣病に対する各種の療法は、死亡率を下げるという裏付けが全く無い。むしろ、それによる副作用やストレスが死亡率を上げる結果にも繋がる。」

というもの。確かに、全く自覚症状が無いのに、定期健診で「あなたは生活習慣病です」と言われて薬を飲んでも、元々自覚症状が無いんだからどこも良くなるはずも無い。

しかも、薬が必要だという基準値がこんなに出鱈目に決められていたとは…。あー怖い。


35歳以上の方は必読かも  (2004-09-05)
私も35歳になってしまい、今年の健康診断からはバリウムを
飲まなくてはならないはずでしたが、この本を前もって読んで
いたので、断りました。義務ではありませんし、本当に調子が
悪ければ、自主的に診察を受けます。

それにしても、基準となる数値がこんな決められ方をしていたなんて
驚きです。やはり医学は科学的でなくてはなりませんね。

これを読んだ後で、上岡龍太郎氏のセリフを思い出しました。

「病院なんかに行くから、病気になるんや」

半分くらい当たっているかも知れませんね。




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