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神の代理人 (中公文庫)
塩野 七生
中央公論社

グループ:Book /ランキング:78454
価格:¥ 1,121
発売日:1996-03 /只今品切れ中
カスタマーレビュー
おすすめ度:
ローマ法王とは何者か  (2005-04-13)
闇の中世から抜け出した、ルネサンス時代。
イタリアで文化が花開いたときに、法王領ローマでも
強烈な個性を持ったローマ法王たちが即位し、時代を飾った。

ローマ法王とは何者か?
この本のテーマはやはりそれに尽きると思う。
4人の法王の物語は、まったくバラバラで、
それぞれに面白いし、また面白くない部分もある。
読み終わってみると、宗教って何?と思いたくなる。

当時と現代では事情が比べようも無いかもしれないが、
決して清貧でも神聖でもないヴァチカンで、
各国の思惑や権力闘争が渦巻く中で采配を振るうローマ法王。
日本人にはイマイチ理解しにくい
ローマ法王の絶大な権威と政治性のありようを知ることが出来た気がする。

塩野氏のルネサンスの描写において最大の特徴は、
悪名高いボルジアの法王アレッサンドロ六世の政治性を高く評価し、
逆に
ミケランジェロやラファエロを召し抱えたことで有名なユリウス二世に対しては
かなり批判的だという点。


ルネッサンス期のローマ教皇に関する程々の読み物  (2001-05-06)
 忌憚無く申して、出版を待ち望んでいただけに、著者の筆致の「未熟さ」には、いささか落胆いたしました。当時は、イタリア・ルネッサンス時代の読み物が、まだ我が国に少なく、もっと面白い記述を期待していたのですが・・・。

とはいえ、塩野氏ならではの作品ですので、イタリア・ルネッサンス好きのかたには、そこそこ興味深く読めることは事実です。ローマン・カトリック好きの人、ヨーロッパ史やルネッサンス時代の歴史ファンの人、イタリア愛好家の面々にはお奨めします。

しかしながら、私には彼女の著作が何故に日本人にこれ程までに受けるのか、一向に合点がいきません。おそらく自身の意見を明確に表現する率直さと少し「野暮ったい」文体が体質的に合っているのでしょう。




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