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東京島
桐野 夏生
新潮社

グループ:Book /ランキング:183
価格:¥ 1,470
発売日:2008-05 /通常24時間以内に発送

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カスタマーレビュー
おすすめ度:
最後まで一気に読ませる作品  (2008-08-09)
無人島の中で、どんな手を使っても生き抜いて脱出するという人間たちの本能むき出しの様子がしっかりと描かれていて最後まで一気に読ませる作品だった。無人島という隔離された空間の中でも、東京、ホンコンといったような人種差別や、共同生活をすることができないものがいたりと、新宿や渋谷、チョーフという街社会が生まれたりと、生活観にリアリティもあってよかった。ただ、もっとも読みごたえがあった最後の脱出劇のところが語りだけであっさり終わってしまったのが個人的には物足りなかった。

ブラックユーモアの極致  (2008-08-08)
何はともあれよくもまあこんな話を思いついたものだと,それだけでも充分価値のある本.
正当化されているものをおちょくりまくり,今のエセインテリを笑い飛ばし,ことごとく惨めな状態に突き落とし,痛快軽快に書き進んでいくその筆致のテンポの良さも見事,昔一世を風靡した筒井康隆のあの世界を彷彿とさせる.桐野ワールドのさらなる発展に期待

やはり桐野作品は  (2008-08-02)
久々に新書で買う程の期待作でした!!
また帯にある「あたしは必ず脱出してみせる」が期待を増幅!!

アナタハン島事件を元にした作品です。
心の機微などは、まるで自分が無人島に住んでいたかのようで楽しめるのですが、
最後がいかんせん・・・

桐野作品は、ラストがどうも・・っていうのがちょくちょくありますが、今回も然り。
ただ、読んでいる時の「手が止まらない」ってのは変わりません。
既にミステリーを脱している著者としては、それを期待して読んで欲しくはないのでしょう。
ミロ作品や、OUTを意識して読むと物足りないかもしれませんが、角度を変えて読んでみると
それなりに楽しめる作品だと思います^^

ラストは自分的にはちょっと・・ですが。


ここんとこ、事件を題材にした作品が続いているので、ファンとしては書き下ろしの新作が読みたいです・・・


駄作。  (2008-07-18)
登場人物がすべて品の無い人たちばかりで全く感情移入できない。
出てくるのはヤンキー、野生人みたいな中国人、ホモセクシャル、など。
唯一の女性も節操の無い下品な女。
無人島はその特殊な環境によって常人が次第に狂っていく所に面白みがあるのに、
元々狂った人たちがここまで集まっても面白い作品になりようがない。
夢野久作「瓶詰の地獄」のようなものを期待した自分がバカだった。
絶対に買ってはいけない一冊。

モデルとなった実話「アナタハン島事件」を超えられなかった  (2008-07-17)
「グロテスク」は、モデルとなった「東電OL殺人事件」を換骨奪胎した名作だと思います。本作品のモデルとなった(であろう)昭和25年の「アナタハン島事件」は、戦争によりもたらされた極限状況という要素がありますが、本作品にはそのような緊張感、ドラマ性に乏しいように感じました。
また、「無人島に男大勢と女一人という卓抜な設定!」という売り文句で売る以上、書中でモデルについて言及しないのはアンフェアと思います。




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