七瀬ふたたび (新潮文庫)
筒井 康隆 新潮社
グループ:Book /ランキング:883
価格:¥ 540
発売日:1978-12 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
30年の歳月も関係ない、、、 
(2008-10-10)
筒井ストであった、なつかしいとおもった。
七瀬は今も通じる、いや今の時代にピッタリだ。エスパー少年も今必要とされている。
こんなうれしいことはない。筒井さん、まだ老け込むのは早いですよ。
なんて、叱られるかな?
わたしはおそらく全巻持っている読んでいると胸張って言える。
それほど多才であり時に脳が私と同じに世間と違う動きをしているのではないかとさえ
おもうような、奇想天外な作品も多い。その中にありて、ふたたびこの作品が
日の目をみるというのは大歓迎だ。皆様、ぜひお買い求め、お読みになってください。
ぐいぐいひきこまれますよーー
推薦いたします。
超能力者たちの孤独感と苦悩、同朋意識が、スリリングに描き出されている 
(2008-06-02)
他人の心を読むことのできる精神感応能力者(テレパス)、火田七瀬(ひだ ななせ)を主人公にした三部作、『家族八景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』。その第二部にあたるのが本書『七瀬ふたたび』で、七瀬のような超能力者の孤独感と苦悩、同胞意識が、スリリングに描き出されています。
七瀬サイドに立つ超能力者として、同じ精神感応能力を持つ男の子、未来を予知できる青年、物体を遠隔操作できる念動力(サイコキネシス)を持つ黒人青年、時間旅行者(タイム・トラベラー)の娘の、総勢五名。特異な能力を持つが故の彼らの孤独感と葛藤、互いに心を許し合える同胞にめぐり会った喜びがリアルに描き出されていて、読みごたえがありましたね。なかでも、時間旅行者という超能力者を登場させたことが、話に変化と深みを生み出す上でバツグンの効果を発揮しているなあと思いました。
<とてもいい書き出しだ。夜汽車で火田七瀬の見た予知場面なのだな、と気づいたとたん――それは最初のページで気づくのであるが――スイと作品の流れに乗っていける。>にはじまる平岡正明の文庫解説文も、作品のツボを押さえたナイスな語り口。読みごたえ、あります。
作家は主人公のキャラクターにケリを付けたかったのだろうか 
(2007-09-09)
主人公の魅力による人気で、作家としても予想外に続編を書くに至ったのではないかという気がする作品だ。
今度の作品では、主人公は孤独から解放され仲間を得る。それぞれ特殊な能力を持つ、エスパーたちだ。エスパーものの作品では能力を持つが故の不幸、迫害、逃避というのが付き物だが、本作品も例外ではない。特殊能力を有する仲間たちとの邂逅から始まって、彼らを狙う謎の組織からの逃避が始まる。
全国を舞台にした逃避行は映像的なドラマ性十分だ。三部作の中では、第一作が二時間ドラマの連作とすれば、この第二作はサスペンス映画かSFアニメと言ったところで、一番映える作品だと言える。それだけに結末は非常に悲しい。
続編であれば、七瀬の生い立ちをたどったりすることで、いくらでも再度ストーリーは創作できそうに思える。敢えて七瀬を追われる立場にして物語にけりを付けたかったというような意志を感じるあっけない作品だ。
筒井康隆さんの3部作の一つ、面白い。 
(2007-08-03)
超能力を題材にした作品。人の心が読めるとは、こうゆうことなのですね。筒井さんの作品はどれも飽きさせない。特にこの作品は感動がある。読んでいると、まるでSF映画を見ているような感じ。
ラストは泣けます。 
(2007-03-25)
ラストは、涙なしで読めません。
七瀬達の悲劇には。