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新・ゴーマニズム宣言〈15〉中流絶滅
小林 よしのり
小学館

グループ:Book /ランキング:25010
価格:¥ 1,260
発売日:2006-06 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
中流絶滅の根拠は?  (2008-10-22)
歴史問題にはあれだけストイックに「一次資料を!」と叫ぶ小林よしのりであるが、こと経済問題に関しては、三流ゴシップ誌の見出しに自分の実感を付け加えたようなものでしかない。

中流は絶滅していない。低所得者が増えたのは、定年退職した人が増えた事と、非正規社員が増えた事が原因である。それを小林の言うような「日本的経営」や「経世済民」で救えるとも思えない。

経済理論を話したいなら、一次資料を出して欲しい。全く統計に基づいていない。小泉&竹中コンビに対しても、ムードに対するムードの批判が先行して、何故そういう主張になるかが全く不明である。あまりにも恣意的である。経済については、過去の右翼が謂っていた事をなぞっているだけである。

はっきり謂おう。歴史問題か、ギャグ漫画に帰れ。いい加減な経済理論をアジテートするのは迷惑である。「ただのエッセイ漫画ではない」とおっしゃるのであれば、三流ゴシップ誌を読み齧っただけの認識で経済について触れないで頂きたい。

文脈は違うが、一つだけ当たっている事があって、それは「グローバル経済が進む時こそ、ナショナリズムへの回帰現象が見られる」という事である。

小泉&竹中の「構造改革」が信頼破壊を行ったというのに至っては噴飯ものである。構造改革に伴うセーフティネットの議論をすればいいのであって、日本の共同体が破壊された、などとアジテートするのは全く評価に値しない。

何故ならそれは全く根拠が無い事であって、人心撹乱したいだけとしか思えない。そもそも彼の理論でも「統治としての国家」と「故郷としての国家」は明確に区別されており、構造改革は「統治としての国家」にメスを入れただけだ。

統治としての国家にメスを入れる→故郷としての国家が破壊される→日本の共同体が破壊され、信頼関係が弱くなる

この理論の飛躍はどう説明つけるのだろうか。歴史認識についてはあれだけストイックに描いておきながら、現在の経済についてはこれだけいい加減とは・・・。最も、氏は「今の日本に愛着は無い」とおっしゃっているから、「大東亜思想」「武士道」とやらが残れば、現在の経済問題についての提言が的を得ていなくても、何も意に介さないのかも知れない。

だとすれば、氏の著作で読むに値するのは、歴史問題、過去の話、及びギャグ漫画だけであると結論付けられる。最も、氏は数学が苦手であるとおっしゃっているから、経済の事は理解できないのであろう。日本的経営や経世済民なら、文系の人でも理解できる概念だからね。

基本には同意  (2008-06-29)
靖国などの外交の事項は私には良く分かりませんし、どうかなと思うこともありますが

安定した活力のある社会国を永続させるために必要な中流を崩壊させても
既得権益の確保を図るエスタブリッシュ達の みえみえの戦略に多くの国民がだまされ、
ポピュリズムに堕していくことへの警鐘は迫力があった。

今となっての、赤福の社長の件などはご愛嬌か(詳しくは本編読んでください)

時間がたつとボロは目立つが考えるべき問題  (2008-02-16)
SAPIOに連載してる時事批判マンガの単行本化の1冊

時事ものは,後年の批判に耐える必要があるが,残念ながら
偏っている感はぬぐえない感じがします.
しかし,このような時代、つまり就学援助率が30%に増え
国際学力検査で読解力が8位から14位,数学応力が1位から
6位に落ちた時代の証言者として充分な意味があると思います.

このシリーズ全体に流れている思想,考えることの
重要性を感じさせる一冊だと思います.

小林氏がこれだけ声を枯らしても・・・。  (2007-12-15)
 小林よしのりの絶叫ともいえるべき本。古きよき日本が、アメリカとその手先である小泉・竹中らによって溶解していく様子に警鐘を鳴らしている。
 でも、彼がどんなに漫画を使って人々に訴えても、もう日本はどうにもならないだろう。残念ながら、小林の死とともにこの国は永遠に終わりそうな気がする。そして、彼の言ったことを記憶する人もなくなるだろう。

小泉政権の総括?  (2007-10-20)
小泉元首相は人気も高かったんですが、政策面では本来なら、あるいは別の人が総理でやっていたら批判される事も多いと思います。
中流とは言わず、自立支援法なんて、下流層の弱者切り捨ての法案も通しているんですよね。
もっとも財政面から観れば、これも仕方のないことかもしれませんが。
相変わらずの小林氏節は変わりませんが、明るい未来への展望策も見せて欲しかったと思います。
いずれにせよ一読する価値はあると思います。




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