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生命のバカ力―人の遺伝子は97%眠っている (講談社プラスアルファ新書)
村上 和雄
講談社

グループ:Book /ランキング:97511
価格:¥ 924
発売日:2003-07 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
遺伝子の権威が書かれた不思議なエネルギーの魅力。  (2008-09-10)
遺伝子が、僕らの生命に、どのような影響をしているのだろうか?
人間の細胞を構成しているだけでなく、人の生き方にも影響しているのだろうか。

遺伝子の権威・村上和雄先生から、人間の持つ潜在意識の力、人間の理性や知性をはるかに超える「サムシング・グレート」の働きに着目されているのが、彼の現代の最先端科学のようである。

p139 潜在意識へのはたらきかけ
 人間は非常に多くの可能性を持っていますが、その可能性の扉を開くカギの一つは、潜在意識でしょう。(中略)問題はそれをどうやって導きだすかです。

p176「身銭を切る」意気込み
 将来、ひとかどの研究者になるためには、若いうちに身銭を切ってでも研究に没頭する姿勢を身につけておかねばなりません。

僕は、20年の歳月と、2万冊の蔵書が、必要な気がしています。
研究分野によっても違うでしょうが…

眠っている97%の遺伝子に、目を向けてみませんか。

私達は無限の可能性を等しく持っている。  (2006-03-23)
人も動物も植物も細胞も、遺伝子を持つものは皆、
等しく無限大の可能性を秘めている。
遺伝子にプログラムされていることならば、
遺伝子のスイッチがオンになりさえすれば、
何でもできるようになるのだ。
例え、不可能と思えることでも。

こんなこと聞いたら、ワクワクしてきませんか?
持って生まれた才能の違い、なんてあきらめる必要はないんです!

ブドウ糖しか食べることができないと思われていた大腸菌が、
乳糖だけを与え続けた結果、飢餓状態を乗り越えて、
ついには乳糖を食べることができるようになった。

これは、乳糖を消化するという新たな能力が備わったのではなく、
元々持っていて眠っていた能力が目覚めたのである。
(スイッチがオンになった。)
遺伝子は、乳糖を消化するというプログラムと元々持っていたのに、
使っていなかっただけなのだ。

こんな実例がたくさん載っています。
ほら、ワクワクしてきたでしょう?


ただ、他の方が書かれているように、
村上先生の他の著書と内容が重なる部分がけっこうあるのは事実です。
が、この本が一番わかりやすく万人向けにまとまっている感じがします。

似たような話が多い。  (2005-03-15)
 村上和雄先生の話はDNAの最先端であるので、読んでいてワクワクします。今回は糖尿病の数値が、笑いによって抑制される、あるいは恋愛感情とセロトニンについて参考になり、楽しませていただいた。
 しかしながら、全般的に自身の身の上話等、他の著書とダブル点がなんとも、内容を薄くしているように感じてしまう。そこが少し残念である。次回はこれでもか!これでもか!といったDNAについての濃く深い講義を賜りたい。

遺伝子研究が示す人間の秘められた能力  (2004-12-10)
最近は人間の遺伝子に関する科学的解明が進み、遺伝子がわかれば人間の全てが分かってしまうという風潮が多いように思う。遺伝子の研究は、医療分野等で今後の発展が見込まれる未来的分野であるが、そのことが私たちに対して、非常に矮小な人間観を提示する危険もある。

本書は、遺伝学者の著者が、むしろ遺伝子のON、OFFということを通して、人間の本来持っている秘められた能力を発揮できるということを、自身の研究体験談を通して解いている。私たちが何かに夢中になり熱中した時に思いもよらない力を発揮するのは、そのことによって私たちの中の眠っている遺伝子がONになるからだという。

また、科学の発展において重要なのは、学会などの表に表れる「デイサイエンス」ではなく研究者の失敗や、説明のつかない閃きから得られる発想を基にした研究「ナイトサイエンス」という話は、科学の研究のみならずどの分野にも当てはまるおもしろい話だ。

ただ本書は遺伝子のON、OFFによって人間が本来持つポテンシャルを発揮できると解いてはいるが、そのことに対する具体的科学的説明がもう一歩少ないように思う。つまりON、OFFの説明は分かるようだが、具体的にはどういう現象がそうさせているのかは、もう一つ突っ込んだ説明が欲しかった。まあその点はこの著者のほかの本を読むとよいのだろう。


遺伝子のON/OFFをキーワードとする人生論  (2003-10-05)
私たちが持っている遺伝子は決して固定されたものではなく環境次第で働きが変わるというのが、本書の基本的なコンセプトである。だから火事場のバカ力が出る。日本で不登校の高校生がアフリカの子供の貧しい状況を見て発奮して教科書を送る仕事を始め勉学に目覚める。成績不良のアインシュタインが特許庁勤めで自由な時間ができた結果、独創的な研究が生まれる。また、糖尿病の人がお笑い漫才で笑った後で、血糖値を下げる遺伝子がONになり、血糖値が下がる。

 このように遺伝子を活性化させる、すなわちOFFをONにすることをベースに、村上教授は自分の研究歴を振り返り、いかにして業績を上げたかのノウハウを明らかにする。論文発表等がデイ・サイエンス(昼の科学)とすれば研究の秘訣はナイト・サイエンス(夜の科学)という。著者が明らかにするノウハウは例えば以下の事項である:

①欧米は厳しい競争社会とは言え、日本以上に飲み食いしながらの情報交換が重要である。
②自分の研究業績を懸命にアピールすることは重要で、単に論文投稿するだけでなく海外の学会に行って発表することも必要である。

③「その道の権威」というのは過去の業績に対する評価であって、その人のいうことが常に正しいとは限らないので、疑ってかかることが重要である。
④研究には資金が必要なので、身銭を切る、時には借金をして予算に認可が下りる前に研究をスタートすることも必要である。




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