ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?―脳と体がよみがえる!「睡眠学」のABC
William C. Dement藤井 留美 講談社
グループ:Book /ランキング:51998
価格:¥ 1,680
発売日:2002-07 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
睡眠の基本モデルから睡眠不足の症状まで幅広く分かりやすく 
(2008-01-31)
もっと早く読んどきゃよかったと率直に思える本.まず,人間の睡眠の仕組みを「睡眠負債」「体内時計」という直観的にもイメージがわきやすい概念の組合せでモデル化している.そして,大抵の人はこの単純なモデルが驚くほど上手に人間の睡眠を説明することに驚くだろう.自らの経験と合致することに驚くだろう.僕もびっくりした.この話と著者の思い出話が前半の主な内容.本書で一番大切な部分はどこかと言えば,睡眠のモデルを示した4章と5章だと思う.
後半は「睡眠を理解してないとどんな不都合があるの?」「じゃあ,どうすりゃいいの?」という疑問に答える内容となっており,ここも幅広くて役に立つ.僕の場合は運動不足と寝る前数時間の過ごし方(とくにカフェイン)がダメなんだろう.あと,根本的な睡眠不足も.この本を読まなくても見当はついていたし他でも耳にする話だけど,しっかりした根拠とともに言われると説得力が格段に違う.今週末から生活態度が変わりそう.
内容は本当に素晴らしい.章割りが繰返し読む人を全く想定していない形になっているのが残念だけど,書いてある内容の実用性を鑑みると星五つという評価は妥当でしょう.
アメリカの権威がやさしく解説 
(2008-01-29)
著者のDement先生、知らない人がいたらモグリといっていいくらい、アメリカでは重鎮です。医師から見ても実践的と思える睡眠知識が、専門用語をなるべく避けた表現でわかりやすく書かれています。もちろん、医学的・科学的根拠に基づいているのは、いうまでもありません。
アメリカならではの「睡眠」にまつわる考え方が垣間見れるのも、この本の特徴です。「睡眠負債」「体内時計」の知識の有無で、ビジネスやスポーツの勝利が決まる、といった発想は、日本ではまだまだこれからでしょう。今後おそらく「スリープ・マネジメント」の必要性が、日本でも強まるかもしれません。アメリカ人がやさしく書いて、しかも訳本もある本書は、格好の教科書になるような気がします。
眠りは百薬の長 
(2004-10-18)
睡眠障害に関する世界的権威の手による本。
例示が多く、大変わかりやすい。
世に氾濫する短時間睡眠法マニュアルとは一線を画しており、
むしろ十分な眠りを薦めている。ex.成長ホルモン、免疫
売れた方 
(2004-07-09)
睡眠時無呼吸症候群に罹患した運転手による山陽新幹線のニアミス事件以来、わが国でも急速に睡眠障害に対する関心が高まり、睡眠医療は今大きな転換期を迎えたと言っても良いでしょう。
こういう時こそ本物とまがい物の区別がとてもつきにくくなります。医療機関しかり、睡眠医学に関する書籍しかりです。
この本は間違いなく本物です。
非常に平易な言葉で、しかも誤った情報を伝えないように細心の注意を払いながら書かれています。睡眠のことを知りたいと思ったとき、今のところこれ以上にフェアな立場で書かれた本はないでしょう(睡眠時無呼吸症候群についての本は日本の偉い先生が続々と執筆していますが、やはり呼吸の問題にばかり偏りすぎの感が否めません)。
同じ著者による、とてもよく似た内容の「スリープ・ウォッチャー」というこれまたよい本があるのですが、日本ではぜんぜん売れませんでした。こちらは売れているようです。時代は変わるものです。
眠りをコントロールすることの大切さ 
(2004-01-16)
まず、体内時計に驚かされました。ヒトは基本的に少し寝不足であり、睡眠負債を持っているから昼間でも眠くなって当然だけれど、それを押しとどめているのが脳からの覚醒の働きで、それには、ある程度のサイクルがあって、それによって、自分が活発に物事を考えられる時間帯や反応が鈍くなる時間帯などを割り出せるのです。重い睡眠障害に悩まされていた人が健康的な睡眠を得ることによって、脳が生まれ変わったとまで言うのだから、不健康な睡眠を侮ることはできない!巻末では、テストも含まれており、自分の睡眠負債を計って改善する方法が紹介されています。日頃から頭がぼーっとして活気の無く、能率の悪い生活を送ってる人は試してみる価値あるかもしれません。