現代アートビジネス (アスキー新書 61) (アスキー新書)
小山 登美夫 アスキー・メディアワークス
グループ:Book /ランキング:3179
価格:¥ 780
発売日:2008-04-10 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
あまり真に受けないでほしい 
(2008-12-24)
資本主義システムでアートが機能することに異論はないが,アートビジネスを予め意識した若いアーティストが増えるのは少し悲しい.村上隆を成功と捉える価値観にアートの主流が持って行かれないことの方が大切と感じました.社会のなかでアートだけはシステムに埋没してもらいたくないです.
アートだけではない。。。バブルの生成と崩壊。 
(2008-12-21)
プライマリ/セカンダリマーケットのバランスが崩れるとどうなるか?筆者はアート=投資の側面があることを勿論十分に認識しつつ、投機対象としてオーバーシュートしたマーケットの実態に警鐘を鳴らしています(因みに上梓は今年の4月)。
"大量に化学肥料を投入して促成栽培すれば、目先の利益は見込めるかもしれませんが、その土壌があっという間に枯れ果ててしまうことも、目に見えています。同様なことがアートマーケットにも、今現在、刻々と起きているのです。"
"作品の価値の後ろには、生身の人間であるアーティストがいます。一人の人間が成長するには何年もかかるでしょう。作品の価値も、普通は10年くらいの年月をかけて着実にマーケットを広げ、ゆっくりと上がっていく。そのように育ったマーケットが長期的には一番安全で確実、そんな風に考えていただきたいのです。"
"ウォーホルは現代アートのブランド中のブランドですから、投機筋にも人気があります。値が上がれば上がるほど、投機筋は喜んでウォーホルを買うのです。でも、バブルがはじけて投機目的の購入が減っても、ウォーホルは値を下げこそすれ、確実に売れてゆくでしょう。マーケットが壊滅的になくなってしまうことはあり得ません。それはなぜか。ウォーホルの作品を、単純に好きだという人が、アートとして評価する人が、時代を担う文化の象徴だと感じる人が、世界中に大勢いるからです。"
・・・・うううううむ。。。この秋以降のバブル崩壊を予見したような内容。これは「予言の書」か?著者は今の状況をどう思うのでしょう。
市場経済はアートの世界をどう変えたのか。迫真のリポートです。
気軽に楽しく現代美術。 
(2008-11-25)
現代美術とその商いの状況について、とても読みやすく書かれています。著者の好奇心旺盛で物事をエンジョイする人柄も好ましく感じられ、読んでいて楽しく、気持ちが晴れるような思いでした。この本を読んで、江東区のギャラリーにも足を運んでみました。何だか四芸祭(私はその世代ですが)の雰囲気でしたよ。
少しでも現代美術に興味のある方に、是非おススメしたい一冊です。
最後にはてなが残る 
(2008-11-17)
小山さんについて詳しく知りたい方におすすめできる本です。
現代アート全般についても書かれていますので、まずはアートとは何かをざっくりと知りたい方にもよい内容だと思います。
書き出しでアートについての疑問を投げかけていて、この本を読めば理解できるような書き出しでありますが、その疑問には答えていない内容です。
その部分については、ちょっと不親切でないかと思いました。
買って間違いなし 
(2008-08-25)
最前線で戦う人の生の声ほど面白いものはない。
現代アートに興味のない人にも分かりやすくなるような文章なので、そこら辺にも筆者の「普通のアートが好きなコレクターがマーケットを作る」という基本思想が見える。
アートマーケット、アートビジネスの入門書としては、持っていていい1冊。
ただ、東京というある意味特殊な都市でのことも含まれているので、それ以外の地方都市などで何処まで当てはまるかは疑問である。