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ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)
中島 義道
角川書店

グループ:Book /ランキング:12765
価格:¥ 500
発売日:2003-08 /通常4~5日以内に発送

レビュー(Amazon.co.jp)
   誰かを嫌いになること、誰かから嫌われることは、つらく、不快で、いけないことだと考えがちである。著者はそんな「常識」に疑問を投げかけ、日常的に人を嫌いになるということは、好きになることと同様にごく自然であり、「嫌い」としっかりと向き合うことが人生を豊かにしてくれると説く。

   著者は、東大人文科学大学院、ウィーン大学哲学科を修了した哲学博士であり、ドイツ哲学、時間論、自我論が専攻の電気通信大学教授である。本書の土台となっているのは、著者自身が「これまでの長い人生において、むやみやたらに他人を嫌うことがあり」、妻と息子からは「ある日を境に激しく嫌われるハメに陥った」という切実な現実である。

   本書では、「嫌い」を引き起こす原因として、相手が自分の期待にこたえてくれないこと、嫉妬、軽蔑、無関心、生理的な拒絶など、8つを挙げて解説している。著者自身も書きながら「私が嫌っている膨大な人々の顔が眼の前にブンブン蝿のように登場し、その迫力に押しつぶされそう」だったと「あとがき」で述べているが、読む方も、自分が今までに嫌ってきた人、嫌われてしまった体験などを次々と思い出し、その原因に改めて納得したり、せっかく忘れていたのに今さらまた思い出してしまったことへの不快感にさいなまれるかもしれない。しかし、「嫌い、嫌われる」という苦しい関係は、一面では「自分を反省させてくれ、警告を与えてくれ、まことに有益」と指摘されると、確かにそうだと溜飲が下がる。自分が誰をも嫌わず、誰からも嫌われずには生きてはいないという事実に、少なからず罪悪感を抱いている人は、一読してみてはどうだろう。(加藤亜沙)

カスタマーレビュー
おすすめ度:
多くの人に読んで貰いたい。  (2008-12-21)
嫌う行為の肯定本です。
何故ひとを嫌うのかの課程を詳しく書いています。またこの本のおかげで自分が何故嫌われたのかも気付くきっかけとなり良かったです。

嫌いになる理由8項目が書かれていましたが納得の内容でした。

高校時代友達グループでどーしても好きになれない友達がいて何故彼女を嫌なのか、モヤモヤ感がありました。
この本のおかげでモヤモヤが解けました。
嫌いになる理由の8項目中、4個も入っていました。

なんだそういう事かー、そりゃあ嫌いになるわと楽でした。

なんか嫌われたくないとかひとを嫌いになってばかりだと思う人は必ず読むべきだと思います。

また私はひとに好かれてばかり、友達多い!と豪語する方も読むべきでしょう。
案外他人は貴方の事どうでも良いって思ってるかも…。

色んな意味でハッとする本です。

本書にある通り「嫌いは豊かさの象徴」の表現には脱帽です。
貧乏な人はたとえ嫌いな食べ物が出てもお金が無いので文句が言えません。金持ちは…言えますよね。
それだけ贅沢な行為なんだと嫌う行為に誇が持てました。

ハート  (2008-12-06)
ほんとに人が嫌いなんだと感じました 笑

でも独りは嫌

人を嫌うことってよくはないとは思うけど悪くもないみたいよ

自分がそういうだめな人間にならないように反省とかしてるみたい

その他いろいろこの本読んだらなんかいい訳していいわけっすよ

人嫌うって嫌な意味に聞こえるけどちょっと和らいでくれるとこも素敵でした

この本面白い

なかなか共感もてました


嫌うということは?  (2008-05-14)
タイトルに惹かれて買いました。読み進めていくと、嫌いになる理由がこれでもかこれでもかと、たくさん出てきます。
自分がタイトルの意味を取り違えていたのかも知れません。
「人を嫌うということはどういうことなのか?」そういう事が書いてあると思ったんですが、「嫌われるのは仕方のないこと」とか書いてあってがっかりしました。
どういうときに嫌われるとかそういうことじゃなくて、「人を嫌うということはどういうことなのか?」というもっと感情の深い部分にまで言及して欲しかった。


言いたい事を勘違いせずに理解するには、同じレベルの苦しみが必要なのかも  (2008-04-24)
著者が妻と息子から徹底的に嫌われたと言う経験から、「人に嫌われること」そして、その結果として、「人を嫌う事」を、感情を全く排除して分析、考察した珍しい本です。
読み進むうちに、「この人はウツではないのか?」と感じる点が多々ありましたが、それは読み手の読解力不足だったのだ、と言う事が最終章を読むに至って理解できました。
この人は本来はとってもピュアでA感受性が強く、そこに生来の頭脳の明晰さがあいまって、本書のような貴重な本が生まれたのでしょう。

とは言え、著者の主張を全面的に同意できないので、星は4つにしました。

敵は内に有り  (2007-02-11)
「嫌う」キッカケは他から齎されるものの「嫌う」という心情を維持し続けるのは自身の判断に過ぎない。
斯く理解すれば、やたらと腹を立てることもなく、気まずい関係を築くこともなくなるでしょう。

名著っ。



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