自殺死体の叫び (角川文庫)
上野 正彦 角川書店
グループ:Book /ランキング:17928
価格:¥ 500
発売日:2003-08 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
きちんと考えられる本。 
(2006-07-14)
私は著者の本をはじめて読むので、その感想を書きたいと思います。
タイトルどおり、自殺死体は何かを語ってくる、ということが伝わってきます。そして著者ならではの経験などからくる死体のありかたも勉強になりました。
私はこの本を読んで、自殺防止には全くならないと思います。死ぬ人は、例えば処理してくれる人のことなど考えることはないからです。
著者の言いたいことはわかりますが、自殺する人にその後や色々な迷惑をかけることというのは、頭の中の片隅にもないと思っています。
ただ、この本で、自殺としての家族背景やいじめの根の深さについて指摘されているように、根本的に世の中を変えていかなければということは考えさせられました。
著者の似たようなタイトルのものがあるので、私はこれ以外を購入するかはわかりません。この一冊ですべて語っているような感じもしますので。
迷惑と困惑と社会事情。 
(2003-09-28)
元監察医の著者が自らの体験と経験に基づいて書いている、こう言ってはいけないのだろうけれど、『死体』シリーズの文庫(版)最新刊。
物言わぬ死体から、最期の言葉を聞き取り、そしてその人物の現実をまざまざと見詰めてきた著者だからこそ言える『生者への言葉』。読む度に考えされられて、そして自分を見詰め返すきっかけにもなる。
この本には、様々な『自殺』の事と、それに連鎖する関係者達の悲喜交々を客観的かつ率直に書いてあり、著者の自殺を考えている人への抑制と防止、その思いが詰まっています。
結局はありきたりな自殺防止本 
(2003-09-05)
監察医の立場から見た自殺について知りたかったので、この本を読んでみた。
確かに、監察医ならではの視点で自殺の悲惨さを切々と語っている。だが、この本を通じて筆者が伝えたいことは「自殺はよくない事だからやめなさい」ということだった。もっと淡々と「自殺はむごたらしいものだ」ということだけを語って欲しかった。そうしたら、説教臭い結論に興ざめせずに読めたと思う。
監察医の観察記録 
(2003-03-01)
青木が原の自殺体や、飛行機事故の惨状など、監察医としての経験がつづられた貴重な一冊。
少しグロイかもしれませんが、写真はありませんので、ご安心を。