カスタマーレビュー
おすすめ度:
死を意識したとき、真摯に生きることを選べる 
(2008-10-15)
この作品は、生きる力のすばらしさと、社会の中、家族の中で自分がよりよく生きていくことの難しさの側面を精神病院という舞台を通じて描いた作品である。
毎日に飽きていたベロニカはわりと気軽に死を選ぶ。
その次に目を覚ましたのは悪名高き精神病院。
後遺症によりあと数日の命だと知らされたベロニカは喜びや悲しみをあえて受け止めないように人とのつながりを最初は避けていく。
が、次第に個性的な周囲の人々とのコミュニケーションを通して、自分の再発見と生きることへの真剣さ、他人への思いやりの大事さを発見していく。
マスターベーションのシーンもひとつの自己発見であり、ピアノを演奏することとなんらかわりがないようにも思われる。
再生したベロニカ。
これからは生の喜びを感じながら幸せに生きていくことができるだろう。
死を前にした中での生きる希望 
(2008-05-30)
「ベロニカは死ぬことにした」タイトルからしてショッキングです。でも妙に心惹かれるものがあり手に取りました。
舞台は「狂人」たちが集まる精神病院の中。睡眠薬を飲んで自殺を試みて運ばれたうら若き女性が主人公です。
自殺未遂による薬の多量摂取による後遺症で、あと1週間ほどの命と告げられます・・・。
ー人生の時間は無限にあるように思われがちですが、実際は有限なものです。明日、何が起こるかは誰にも分かりません。
もし、自分があと1週間の命と言われたら・・・?
そういう普段は見過ごしてしまいがちな事を、考えさせてくれる本でした。
絶望の中に希望を見出す、ひとすじの光のような読後感でした。
評判ほどではない 
(2008-02-08)
もしかしたら期待した分点が辛いかもしれませんが、☆2つ。
例えば、精神とかについての話が好きで人には勧めない。
ありきたりだと感じてしまいそう。
私はそういう意味で特に感動しなかったのと、先が読めてしまってがっかりした。
読み手がこういうジャンルの話題に慣れていないのなら読む価値があるかもしれない。
パウロ・コエーリョの話が途中に少し挿入される部分はあとがきで
「賛否両論がある」と述べられていたが、この部分があることで
ベロニカの話がより身近でリアルに感じられるんだと思った。
(実話かどうか、実話だとしたらどの程度が想像による補足か、は)
(私は知らないし、どっちでもいいと思う。)
あと、訳があまりよくないような気がしました。
ベロニカは死ぬことにした 
(2007-12-08)
エンディングにたどり着くまで暗くて憂鬱な話しだと思い込みながら読んでいた。
読み終わってみたらとてもすがすがしい本だった。意外。
あ 
(2007-11-17)
翻訳物にしては珍しく面白い。○○することにした、という文体でずっとつながっていく。
変わったタイトルやけど原タイトルの直訳なんやな。
お前が「死にたい」と言って無駄に過ごした今日は昨日死んだ奴が一生懸命生きたかった明日なんだ。