囮たちの掟―Forsyth Collection〈2〉 (角川文庫)
Frederick Forsyth篠原 慎 角川書店
グループ:Book /ランキング:173669
価格:¥ 580
発売日:2004-02 /通常24時間以内に発送
カスタマーレビュー
おすすめ度:
久しぶりにフォーサイスを読む 
(2008-06-09)
洋書から遠ざかって暫くになるが、この本は従来にないフォーサイスの作品であった。もっと早くに知りたかった。物語は1980年代から知らない間に1990年代へ移るが、なんともいえない興味深さを感じた。あとがきに映画にした時の俳優のイメージが書かれてあったが、私の理想ではジョンウエインの捜索者のイメージがあり、女優はナタリ−ウッドがいいと思った。男優は勿論ジミースチュアートでおおいに結構である。こういう楽しみ方もあるものだと思った次第である。このあとフォーサイスのアフガンの男を読む。
毛色の違う話2つが楽しめました 
(2004-04-03)
飛行機での密輸を追う話と、アメリカの19世紀から現代までを舞台にしたラブストーリーっぽい話が1つの、2つからなります。
密輸ものは、「だましあい」で逆転、逆転、最後まで目が離せません。ノンフィクションぽいできです。
もう1篇は、時空を超える恋人たちの物語。19世紀の白人とアインディアンの争い、その中での、敵味方を超えた恋、そして、離別と、時空を超えた再会、という内容でした。ラブストーリーっぽい話ですが、19世紀の様子や、現代アメリカでの森林の中での逃避行、森林戦など、それ以外のところでも、十分楽しめました。
いずれも、精密な描写が読ませます。
今は亡き戦友へ 
(2004-01-12)
タイトルの「戦士たちの挽歌」の結末に思わず今は亡き戦友が思い浮かばれ目頭があつくなった。失礼ながらも女性の方々にはおそらく理解し難いであろう、その独特の世界を簡潔、淡々ながらも精緻に描き出している才能はまさにフォーサイスと思わざるを得ない。
また、O.ヘンリーもかくやと思われる以外なるエンディングの「奇跡の値段」に至っては、穏やかなアイロニーをモットーとする作者およびイギリスという国を考えさせられた逸品である。
彼の次なる作品に期待したい。
引退宣言を繰り返してもいまだフォーサイス健在 
(2003-07-22)
フォーサイスによる5編の(スパイものではない)短編、中編小説が収められている。冷戦が終わってスパイ小説が振るわなくなっても、フォーサイスのプロッティングとストーリーテリングは冴えていると確認させてくれる本。収録されているうち印象に残ったのは「囮たちの掟」と「時をこえる風」。「囮たちの掟」は、バンコク発ロンドン行き便の情景と、麻薬取締官の頭脳ゲームが短いストーリーの中に凝縮。あっさりしていそうな話で油断させられますが、いったい誰が真犯人なのか見抜く力が試されます。「時をこえる風」はフォーサイスらしいアクションも書き込まれた骨太のラブストーリー。1800年代中旬のアメリカ西部、カスター将軍率いる騎兵隊がネイティブアメリカン部隊に敗北して全滅する「リトル・ビ!ッグホーンの戦い」から現代へ一気にタイムスケールする展開は心地よい緊張感があって楽しめる。
Comeback of the author of NO COMEBACKS 
(2002-06-23)
It was one of my greatest happiness this year to have another collection of Forsyth published. His first one, "No Comebacks", fascinated me. And this one has given me even more joy of page turning. To reveal the proceedings of the stories would be a greatest crime for readers. But I here guarantee that this book provides us a great historical romance and a heartwarming story of a miracle.