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読む力は生きる力
脇 明子
岩波書店

グループ:Book /ランキング:55127
価格:¥ 1,680
発売日:2005-01 /通常24時間以内に発送

カスタマーレビュー
おすすめ度:
赤ちゃんが生まれたら、夫婦で読むべき本です!  (2008-10-01)
本書は、「児童サービス論」の著者である川上博幸氏が必読とされていたので、読んでみたのだが、一気に読んでしまった。本書で特に印象に残ったことは、次の点である。
(1)子どもと読書の関係:子どもの心の豊かさを育成する読書には、どんな本を選ぶべきか。脇によれば、子どもにとっていい本の基本的条件は、読む力を育ててくれる本である。それは、読みこなせばマンガやアニメよりもゲームよりも面白い本であり、人間や世界について基本的に前向きの姿勢を持つ本であり、物語の中で好きになれる大人に出会う本だという(p.133〜138)。
(2)子どもの読書と児童サービスの関係:大人から子どもへの文化伝承が失われた現代では、本から子どもへの文化伝承が期待される(p.6〜16)。そうした本には「読む楽しさ」が不可欠であり、読みながら本の内容に感情移入できれば「想像力」が深まり、書き言葉としての豊富な語彙と複雑な構文の理解力が身につけば「思考力・比較力・認識力」が高まる。それを支援するのが児童サービスである。
(3)児童サービスと子どもの関係:子どもに相応しい本が決まれば、その本をどのような方法で子どもと結びつけるべきか。脇によれば、読む力を左右する一例が読み聞かせだという(p.60〜64およびp.80〜83)。絵本の読み聞かせで子どもが「美しい絵を見る」ことに偏ると、YA(ヤングアダルト=中高生)になってから「本を読むのが苦手」となる。従って、絵本の読み聞かせから物語の本の読み聞かせへ、上手な橋渡しが必要だという。このように、同じ児童サービスでも対象となる子どもの細かな区分で適切な対応が必要となる。
(4)YAと児童サービスの関係:YAには10歳前後で急速に発達するメタ認知能力=読書力(p.152〜157)の育成を支援するサービスが必要である。その能力は、自分が直面している問題の全体像を把握し、様々な可能性を考慮に入れて解決策を練るだとか、行動に移る前に段取りを考え、状況に応じて計画を変更していくとか、自分とは違う立場から物事を見直すという、社会人として自立するために必要な能力である。


文字が読めること、本が読めること  (2008-10-01)
どんな難解な問題文でも難なく読めるけれど、
物語となると読めなくなる人がいる。
その忠告と、メディアによる刺激に対する
注意を本書では成されています。
いかにいい本を選び、子どもたちの想像力を
養うのか?それはとても重大な問題点である。
何気なく選んだ本ではいけないのだ。
しっかり吟味して大人がいい本を与えるべきなのだ。
そんなことに気づかされました。

よき本との出会いを求めて  (2008-07-31)
「なぜ本を読むことが必要なのか」
そんな根源的な問いかけに、しっかりと応えてくれる一冊です。
著者からいただいた、その答えのキ−ワ−ドは <想像力>です。

 子どもにとっていい本とは? との問いにも明快に答えを出します。
  「読んでいて想像力が自然に働き始めるもの」
  「人間や世界について基本的に前向きの姿勢を持つもの」
 そんな本こそ<生きる力>を与えてくれる本だというのです。

 その一方で、今日の社会を深く洞察して、本を読むことの大切さを訴えます。
 「かつての生活文化を支えていた人間同士の直接的なつながりが崩壊しつつあるいま、
  本を媒介として生まれるつながりは、
地球全体にまたがる大きな社会を支える力を育てるうえで、
非常に重要な意味をもつのではないでしょうか。」

「子ども時代に数々のすばらしい本からもらった大きな幸せを、
  いまの子どもたちに手渡していきたい」 (「あとがき」より)

 そんな著者の思いに共感させられる一冊です。


本を読むことで得られるもの  (2006-06-28)
自分自身も本が好きで、子どもにも絵本の読み聞かせをしてきましたが、改めて「本を読むこと」について考えさせられました。本を読むことで、子どもたちの得られるものがこんなにもあるんだ、と驚きました。
これからも子どものために本を読み聞かせを続け、もう少し大きくなったら子ども自身でよい本を選んでいけるように手助けをしていけるよう、私自身も本をたくさん読んでいきたいと思います。

小児科医の提言  (2005-04-15)
小児科医として、絵本を通しての子ども教育をお勧めしています.テレビやビデオを消して、絵本を通じての親子のコミュニケーションをとりもどしませんか.
どうしてそんなことが大事なのでしょうか.この本はそんなことをそっと教えてくれます.



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