カスタマーレビュー
おすすめ度:
分かりやすい類型化 
(2004-05-24)
英文も簡潔で読みやすく、章立ても分かりやすい。
ともすれば「実施しただけ」になりがちなケーススタディだが、この本ではまず手法の位置づけ(How/Whyを知るために実施する)から始まり、評価すべきポイント、実施上の注意点を類型化することで、ケーススタディの妥当性を確認できるようになっている。
ケース分析の章はやや抽象的な感があるが、統計的処理ではなく、記述的(文脈から)にデータを分析せよと繰り返し述べられているところに、Yinの主張を読むことができる。
データ処理や統計処理の本と併せるなら、この本は非常に有用な参考書だと思う。
調査をはじめる前に 
(2000-11-02)
ケーススタディーの教科書としては、かなりしっかりしており申し分ない。論文を印象論、感想文レベルの論文にしないためにも、調査を開始する前にこの本を読むべきである。
ただしこれは、ケーススタディーに精通している人が、指導のために使うものであり、独学で行うには少々厳しい感が有る。ケーススタディーを行っている人のケース、実際に調査上生じた問題の解決方法も入っていれば良かったと思う。